mairo0816のブログ

こころの病と三度目の結婚

彼の生きる道

彼は病院と家族に縛られて生きていた。


病名は統合失調症だった。高校時代に発症してから入退院を繰り返してきていた。


家族からは面倒みれないと見放されて、今の病院で面倒を見てもらうという構図の中で生きていた。


私が退院してから、頻繁に連絡してきてくれた。治療の必要などない状態なのに、なんで

退院させてもらえないのか不思議で仕方なかった。


ようやく彼の退院が決まり、私たちは再会した。今は病院の借り上げた民家に住んでいて

かなりの田舎 と笑っていた。


就職が夢なんだ と呟くように言った。

彼は未だにデイサービスしか行けないのが悔しいと言った。


自分のしたいことは出来ないの?と聞くと

病院の先生が決めるから とムッとしたように答えた。


自分の人生も決められないなんておかしいと思ったし、好きに生きてる私が申し訳なく思った。私の病名は違っているが、同じく薬も飲んで生きている。


彼の生きる道はつらいなと思った。


彼と共に生きていくことの辛さは徐々に増していくことを私はまだ知らずにいた。


私と彼は誰にも知られることなく、恋人同士になった。